三鷹市西部住区に位置する本計画地は、南に国立天文台や神代植物公園、
西に国際基督教大学、都立武蔵野公園、都立野川公園を置き、
武蔵野の豊かな緑を有する住宅街の一画に位置します。
近隣道路は通過交通が極めて少ないとことから
計画地中央を南北に横断する開発道路を
安全性の高いプロムナード「武蔵野ストリート」として位置づけました。
邸宅のありかたの起点となるひらかれた道路環境が、
快適な暮らしと洗練された生活景を育む土台。
美しい暮らしのシーンが表出するストリートをつくります。
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1 風格のある街のゲート
街の入り口となるサクラゲートは、2つの角住戸に配置されたテラスウォールやツリーで修景。街区全体のハレの場として、地域の景観とシーンを切り替える門をつくります。
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2 暮しのシーンの表出
ストリート脇には豊かな植栽や自然石を配置。カーポートの一部はコンクリート洗い出しでしつらえます。この街に暮らす方々が、私たちの街と思えるような空間を演出します。
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3 空を大きく感じる空間の広がり
「musashino street」と位置付けられた6m道路に、建物前面にしつらえた植栽や自然石を加えると約8mの棟間隔を確保。ストリートから空を広く感じられるおおらかな環境をつくります。
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4 緑の連続
新緑や紅葉、冬の樹枝の美しさなど、一年を通して楽しめる樹木を選定した植栽を家々の前面に配置。季節ごとにプロムナードを美しい彩る計画を予定しています。
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5 オープンスペース
隣り合う住戸と連続してデザインされるカーポートをランダムに配置。街中にポケットパークのような明るい空間をつくりだします。
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6 それぞれの楽しみ
武蔵野の自然を街に取り込み住まいの外を楽しむ家づくりは、邸宅ごとに異なるテラスの在り方を考察。プライバシー空間を楽しむ仕掛けを随所にちりばめています。
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〇タウンパーク
計画地に隣接して設けられていた公園を分譲地の開発に伴い拡張。小さなお子様と一緒に遊べる公園をタウン内に配置しています。
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〇蛇篭(じゃかご)
鉄線で組まれた籠に砕石を詰め込んだ「蛇篭」。河川の護岸などで使用されることの多い資材を本計画では街並み景観のアクセントとして配置。植栽との調和で武蔵野らしい景観を醸し出します。
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〇バットレス
新築分譲区画の全邸宅に重厚感あふれるバットレスを採用。ストリートの修景に風格をもたらすとともに、街としての統一感をもたらすしつらえです。
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〇造作門柱
門柱も美しい街並みを形成するエレメントの一つ。であれば、既製品ではなく、この街にふさわしい門柱を。そんな思いから、この街に適した門柱をデザインしています。※住戸形状により門柱のない区画もございます。
※掲載の街並み完成予想CG・外構デザインイメージは計画段階の図面を基に描き起こしたもので実際とは異なる場合があります。また、敷地周辺の電柱は簡略化して表現しています。
※掲載の街区イメージ図は設計図を基に作成したもので、形状・色などは実際とは異なります。
※植栽は竣工から生育期間を経た状態のものを想定して描いており、竣工時は育成を見込んで必要な間隔をとって植樹いたします。